巻き込まれた子供が、家族がかわいそうじゃないか
ほっとかれてる子供が、家族がかわいそうじゃないか
鈍感過ぎないか?
ボーッとついでに↓こっちもボーッとやっちまえ
クソッタレ
非暴力抵抗とは
独裁者、独裁政権を
いじめられっこ状態にする戦術
武器、暴力を使わない戦争
非暴力抵抗を世界共通の戦術にしといて
武器で戦ってきた歴史を終わらせて
バカが核 使うのも
誤作動で人類滅亡もなくして
武器だ、防衛だってやってる世界中の金を
支援や支援活動を頑張ってる人の支援に回しやがれ
クソッタレ❗
プロジェクトを小分け
↓・拡散プロジェクト
↓・勉強プロジェクト
↓・訓練プロジェクト
↓・虐殺、拷問をやり過ごす意識戦略
↓・支援捜索プロジェクト
↓・支援活動を頑張ってる人捜索プロジェクト
↓・支援先リスト
https://ka2.link/situke/purojekuto/#7
非暴力抵抗を世界共通の戦術にする提言
・非暴力抵抗をやり通す前に立ちはだかる
辛い、きつい、苦しい をやり過ごす公式を
↓みんなが学ぶ
https://ka2.link/situke/sakebu/#9
・核兵器を抑止力にする必要がなくなる
・バカが核 使うのも
誤作動で人類滅亡もなくせる
・防衛費が必要なくなる
・防衛費を支援や支援活動を頑張ってる人の支援に回せる
・防衛費を支援や支援活動を頑張ってる人の支援に回せれば 助かる人が急増する
↑プロローグ
↓ジーン・シャープの非暴力抵抗という戦略。
↓ジーン・シャープ 「198の非暴力的方法」
↓ショックドクトリン戦略
↓「偶発的な核使用」。これは「核抑止」では防げない。
・ジーン・シャープの非暴力抵抗という戦略。
プーチンが戦争を起こすには、彼を正統な政治的権力者であり上司であると認め、
命令を実行する無数の人々の協力が必要だったのである。
要は彼の権力は、軍や警察や官僚やロシア民衆といった協力者たちに依存している。
いくら偉そうにしていても、協力者がいなければプーチンと言えども
「上半身裸で馬に乗る、ただのマッチョなおっさん」にすぎないのだ。
考えてみれば当たり前にも思えるが、このコロンブスの卵に気づいて理論化したのが、ジーン・シャープである。
彼は「人々の協力」という「権力の源泉」を崩壊させさえすれば、
抑圧者が持つ権力そのものが自然に崩壊してしまうメカニズムを見抜いた。
そしてそのメカニズムを起動させるには、暴力よりも非暴力的手法の方が、はるかに強力で犠牲も少ないと悟ったのである。
シャープはこの気づきと、非暴力抵抗の歴史的実例(巷の思い込みに反して、実はたくさんの成功例がある)を挙げながら、
それが独裁者であれ、占領者であれ、権力を無力化するための198の非暴力的方法を列挙している。
それは抑圧者に対する政治的・経済的・社会的協力を、
官僚も軍も警察も組合も民間団体も民衆も
公然と拒否し、非協力を貫くための具体的方法である。
シャープはこうした手法を、時には国を挙げて一斉に、時には分野を限って選択的・集中的に行うことを提唱する。
そうすることで、占領者による統治をあらゆる局面でボイコットし、困難にさせるのである。
そして占領を継続しようとしても、人的・経済的・政治的コストばかりがかかって果実が少ないという状況を出現させ、
最終的には撤退に追い込むわけである。
暴力を使うことは、権力者が優位性を保つ土俵にわざわざ自分から乗って、
自らを不利にする行為だからである。
暴力を使うことで、非暴力闘争の力を減じることはあっても、増大させることはありえないからである。
⇒https://maga9.jp/220420-3/
いかなる占領者も独裁者も、人々の協力なしには権力を行使できない。
軍も官僚も警察も労働者も、組織を挙げて非協力を貫けば、侵略者は占領地を統治できません。
プーチンだって、一人では戦争を起こせない。
軍に攻撃を命じたとしても誰も従わなければ、ウクライナへの侵攻はできない。
命令を実行しない反乱分子を処罰しようにも、
彼らを検挙する人たち、裁く人たちが実行しなければ、どうしようもない。
誰も協力しなかったら権力者は権力者たりえない。
だから民衆や官僚が権力者への協力をやめさえすれば、権力の源泉は崩壊し、権力者は丸裸になります。
官僚や軍や警察や民間団体や民衆が圧政者や占領者にあらゆる局面で非協力を貫き、
統治を困難にさせ、
占領を継続しようとしても人的・経済的・政治的コストがかかって果実を得られないという状況を出現させ、
最終的には撤退に追い込むわけです。
物理的な暴力を用いずに権力と闘争する実践的な3分類の戦略
「抗議・説得」
「非協力」
「介入」
非武装路線で国を守れるという確証はない。
武力での抗戦に犠牲者が出るのと同様、非暴力抵抗運動でも犠牲者が出ることは避けられません。
様々な手段で占領者に抵抗するわけですから、
激しく弾圧されたり投獄されたり処刑されたりといった可能性は高い。
それでも、全面的な戦争をするよりは、はるかに小さな犠牲で済むはずです。
シャープも、権力崩壊のメカニズムを起動させるには暴力よりも非暴力的手法の方が強力だというだけでなく、
武力で応戦した場合と比べて犠牲者数もずっと少ない傾向があると言っています。
軍事作戦のように相手の弱みにつけ込むかたちで抵抗を続けろ
非暴力闘争を効果的に行うためには、
平時から綿密に計画を立て、
コンセンサスを作り上げ、
訓練しておくことが必要だ
非暴力抵抗は、成功させるためには、
いかに厳しい局面になっても、暴力に切り替えることは慎まなければならない。
非暴力にとどまらなければならないんです。
暴力を使うことは、権力者と同じ土俵に乗って、自らを不利にする行為だからです。
実際、圧倒的な軍事力を持つ相手に対して暴力で立ち向かっても、勝ち目がないですよ。
合理的な選択肢とはいえないんです。
人間というものは、非暴力の人間を一方的に殺し続けることは、かなり難しい生き物だと思っています。
たとえ政治的に洗脳されたとしても、人間としての善性を完全に捨て去ることができるのか。
いくら「殺せ」という残虐な命令を上官から受けても、
いずれ耐え切れず離反する者が少なくないんじゃないか。
暴力をいっさい使わないという相手には、暴力を使いにくくなる。
相手が同じように武器で応戦してくると、人間はいくらでも残酷になれます。
自分が、仲間が殺される、という状況になると、
「やらなければやられる」という心理になってしまう。
むしろ相手を殺すことは「正しいこと」になります。
もしゼレンスキー大統領が最初から「武器を取れ」と国民を鼓舞する代わりに
「国家を挙げて非暴力で抵抗しましょう」と呼びかけたとします。
逃げたい人は国外に逃がし、無血開城する。
当然ロシア軍はキーウ(キエフ)に進軍し、大統領府や国会を占領します。
ゼレンンスキー大統領は失脚し、ウクライナはロシアに併合されるか、傀儡政権ができるでしょう。
でも、武力による応戦がない以上、ロシア軍の発砲は最小限に抑えられ、街も破壊されることはない。
そして、占領者は、すでに整備されているその国の統治機構を最大限利用しようとするでしょう。
GHQも日本の天皇制や官僚機構や警察組織を活用して占領統治をしました。
一からすべて構築するのは膨大なコストがかかりますから。
でも、占領者であるプーチンが命令をしても、
誰も協力せず、サボタージュしたらどうなるでしょう。
「反乱分子」を逮捕しようとしても、
ウクライナの警察や検察は動かず、裁判官もボイコットするのです。
そして、こうした抵抗を続けるウクライナ国民を、国際社会は支援し続ける。
ロシアはさらに孤立する。占領のコストがどんどん上昇していく――。
こういう状況が続けば、割に合わなくなったロシアが政策の転換をせざるを得なくなる。
そういう可能性が、僕は実際にあると思うんです。
最悪ウクライナが軍事的に敗北するという事態になったとしても、
ロシアの支配に対抗するために、まだ非暴力・不服従の闘争という手段は使えると思います。
だから、非暴力抵抗の可能性は、どのみち絶対に研究しておかなければならないと僕は思います。
⇒https://webronza.asahi.com/politics/articles/2022081000009.html?page=1
非暴力の考えを突き詰めれば、国家としても軍備を持たない、非武装が理想だという考えになります。
あらゆる国がそれを目指せば、結果として地球上から国家間の武力紛争が消える。
日本人の大多数は、他国から侵略されたら自衛隊に戦ってほしいと思っているわけでしょう。
いまのウクライナと同じように、応戦すべきだと。
それは、時の首相が自衛隊に対して防衛出動命令を出すということです。
もっと本質的で露骨な言い方をするなら「敵を殺せ」という命令ですよ。
その命令を首相が発するということは、主権者であり権力の源泉である私たちが
自衛隊員たちに「殺せ」と命令するということです。
そのことを我々は最低限自覚しておかなければならない。
それなのに、いまの9条は、その自覚を巧妙に逃れるような装置になってしまっています。
⇒https://webronza.asahi.com/politics/articles/2022081100001.html
1、国会、国連で人類共通の闘争戦略にしていく。
2、防衛費を支援、福祉、介護、医療、生きやすくするあらゆる面に回す。
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ジーン・シャープ 「198の非暴力的方法」
ジーン・シャープが特に留意する点は「戦略がなくてはならない」という点である。
例えば天安門事件の学生運動は、戦術はあったが戦略がなかったために敗北した、とシャープは位置づける。
リストされているのは戦術のみであるから、
これらを戦略なしに実行しただけでは目的の達成は困難である。
非暴力な抗議と説得の手段
The methods of nonviolent protest and persuasion
公式声明
Formal statements
1. パブリックスピーチ
Public speeches
訳註:抗議の表明や支持を仰ぐためのオープンな演説。パブリックスピーチは突如行われることもあるし、デモの一部として計画的に行われることもある。あるいは、きちっとスケジュールの定まった集会におけるフォーマルな方針表明(address)であることもあるし、宗教的な集まりにおける説教、という形式をとることもある。古くはフィヒテの「国民に告ぐ」、最近の例ではウォールストリート占拠においていくつも行われたパブリックスピーチが印象的である。「パブリック」の翻訳は諸々の議論が分かれるところだろうから、そのままパブリック、とした。link
2. 反対ないしは支持の手紙
Letters of opposition or support
link
3. 組織や機関による宣言
Declarations by organizations and institutions
link
4. 署名のあるパブリックな声明
Signed public statements
link
5. 告発と意図の宣言
Declarations of indictment and intention
link
6. グループまたは多数による請願書
Group or mass petitions
link
広い聴衆とのコミュニケーション
communications with a wider audience
7. スローガン、漫画(カリカチュア)とシンボル
Slogans, caricatures, and symbols
link
8. バナー(旗)、ポスターとプラカード
Banners, posters, and displayed communications
link
9. リーフレット(ちらし)、パンフレットと本
Leaflets, pamphlets, and books
link
10. 新聞と雑誌
Newspapers and journals
link
11. レコード、ラジオ、テレビ
Records, radio, and television
link
12. 空中文字、地上文字
Skywriting and earthwriting
訳注:空中文字は飛行機を使って空にメッセージを書く。次の例では”no tax”とある。link
地上文字は道路、砂浜、芝生などにメッセージを書くこと。例:link
あるいは次の例では”Guantanamo Berkley”とある。link
グループを表現すること
Group representations
13. 代表団
Deputations
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14. トンデモ賞
Mock awards
訳注:権威のある賞に対するオルタナティブな賞。例えばイグ・ノーベル賞のような。link
15. グループでのロビー活動
Group lobbying
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16. ピケを張る
Picketing
訳注:代表的な非暴力抵抗である。職場のすぐ外で人の出入りを監視し業務の進行が気まずくなるようにすること。または、ストライキの際に連帯を示さず職務を遂行しようと職場に入る労働者、あるいは雇用者が新規に雇った労働者を職場に入れないように監視すること。ストライキを無視して働く行為を「スト破り」という。大勢が集まりピケをはるので人目につくことで、主張を広く知らせる効果もある。link
17. 模擬選挙
Mock elections
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象徴的なパブリック行動
Symbolic public acts
18. 旗や象徴的な色を示す
Display of flags and symbolic colors
訳注:現行の権力が使用しているシンボルを相対化し、権力の正統性を揺らがす効果がある。一番ラジカルには新しい国旗と国の名前をつけること。他にも、イラク戦争に反対するデモの時に欧州ではどこの国でも掲げられるようになった虹の旗(pace、平和と書かれていることもある)は、「テロとの戦争」という21世紀の枠組みに対抗する、あるいは対抗とまでいわずとも、否定的な人々が結集するシンボルとして機能していた。
色、という点ではシンボリックな色を使った運動は、フィリピンの反アキノ政権運動における黄色、東欧における一連の色の革命など、いくつもの例が挙げられるだろう。
link
19. 象徴を着る
Wearing of symbols
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20. 祈りやお参り
Prayer and worship
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21. 象徴的な品を配る
Delivering symbolic objects
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22. 脱衣による抗議
Protest disrobings
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23. 自分の所持品を壊す
Destruction of own property
訳注:歴史上さまざまな例があるが、最近では次のような例がある。
イタリアの美術館が所蔵作品を焼却、政府の予算削減に抗議
文化施設への予算削減を続ける政府の方針に反発したイタリアの美術館が、所蔵作品を焼却するという大胆な抗議活動を始めた。
この美術館はナポリ(Naples)近郊の町カゾーリア(Casoria)にあるカゾーリア現代美術館(Casoria Contemporary Art Museum)。17日に敷地内で、抗議に賛同するフランス人画家セベリーヌ・ブルギニョン(Severine Bourguignon)氏の作品に火が放たれた。ブルギニョン氏はインターネットのテレビ電話サービス、スカイプ(Skype)でこのもようを見届けた。
同美術館のアントニオ・マンフレーディ(Antonio Manfredi)館長は、「政府の無関心のせいで、当館の1000点に上る所蔵作品はいずれ損なわれてしまう」と語る。「アート戦争」と銘打ったこの抗議活動で、1週間に3作品のペースで焼却していく予定だという。(中略)
当時、マンフレーディ館長はAFPの取材に対し、「ポンペイ(Pompeii)遺跡が崩壊するにまかせた政府に、私の美術館がどんな期待を持てるというのか」と話していた。西暦79年の噴火によって火山灰に埋もれた古代ローマ都市として有名なポンペイでは、政府の予算削減による遺跡の崩壊が起こっている。
イタリア文化省は前週、債務の増大を理由としてローマ(Rome)の国立21世紀美術館(MAXXI)を政府の管轄外に置くという非常措置を取ると発表した。MAXXIによれば、2011年の予算は前年比43%減となっていた。( 2012年4月18日AFP電 )link
24. 象徴的な光
Symbolic lights
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25. 肖像を掲げる
Displays of portraits
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26. Paint as protest
抗議のらくがき
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訳註:らくがきによって立場を象徴的に表明する手段。政治家のポスターにヒゲを描く、などである。描く対象を永続的に破壊してしまうような場合はこれに含まれない。例えば芸術作品や建築物へのらくがきはこれに含まれない。グラフィッティも描かれる対象によっては含まれなくなる。
27. 新しい標識や名前
New signs and names
訳注:標識をあらたに設置したり、通りや街区にあらたな名前をつけること。
28. 象徴的な音
Symbolic sounds
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29. 象徴的な造成
Symbolic reclamations
訳注:公的機関や権力主体がある土地をなんらかの目的に使用することに抗議ないしは反対するために、直接抗議活動をするのではなく、その場所に例えば木を植える、公園を造る、コミュニティのための交流場を作る、といった行動によって、計画に対する反対の意志を表明すること。例として、1962年の英国において核兵器開発に反対するためホニントン空軍基地の敷地境界に沿って市民が木を植え、反対の意を表明した。link
30. 荒っぽいジェスチャー
Rude gestures
ジェスチャーが非暴力的な政治的主張として効果をもたらす例として、ポーランド人の棒高跳び選手であったウワディスワフ・コザキエビッチがモスクワオリンピックで金メダルをとった際のジェスチャーが挙げられる。
バーの高さは5m78の世界新記録まで上がると、1回目、コザキエビッチはこの日初めての失敗を犯す。ところが、2回目の跳躍は成功。オリンピックの舞台でこれまでの世界記録を1cm更新した。世界記録を出したコザキエビッチは右手の親指を観衆に向けて突き出し、左手を二の腕に備えるポーズで挑発した。ソビエトに半ば支配されていたポーランド人のソ連に対する挑発とも見えるポーズにポーランド人は喝采した。ポーランドでは現在でもこのポーズを「コザキエビッチポーズ」と呼んでいる。このときの写真は全世界に配信されたが、ソ連とポーランドでは報道されなかった。在ワルシャワソ連大使館は、このコザキエビッチの振る舞いはソ連に対して大変無礼であり、金メダルは剥奪されるべきだと主張した。コザキエビッチの行動は、同年夏にグダニスクからポーランド全土に広まった労働争議に影響を及ぼしたともいわれている。後にこの労働争議は、独立自主管理労働組合「連帯」の結成。そして、ポーランド民主化運動へとつながっていく。
ウワディスワフ・コザキエビッチ
同様の例としては、メキシコオリンピックの陸上競技男子200mの表彰式上、米国の黒人選手トミー・スミス(金)とジョン・カーロス(銅)がブラックパワーの象徴である黒手袋を掲げた事などもある。link
個人への圧力
pressures on individuals
31. 当局担当者に「つきまとう」
“Haunting” officials
訳注:政治家や官僚(事務官)等につきまとい、要求している政治的目標の圧力をかける。それらの要人が出席するミーティングのまわりで、パブリックな演説をしたり、手紙を何度も書く、といったことも効果的である。link
32. 当局担当者を愚弄する
Taunting officials
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33. 親睦化
Fraternization
訳註:抗議の対象となっている側の人間と個人的にコミュニケーションをとり親睦を計ること。たとえば、抵抗する人々を実際に鎮圧する警察や兵士などが対象となる。目的はこれらの人々の個々に対して抵抗者が敵意を抱いたり害意を抱いているわけではないこと、抵抗者がなぜそのような運動をしているのかを知らせること、社会にとってそれがよいことであることを知らせること、ひいてはそれらの人々の自主的な任務の放棄といった政府当局員による政治的非協力を促すために行う。link
34. 終夜監視
Vigils
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劇と音楽
Drama and music
35. ユーモラスな寸劇・いたずら
Humorous skits and pranks
36. 演劇や音楽の上演
Performance of plays and music
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37. 歌う
Singing
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行進
Processions
38. マーチ
Marches
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39. パレード
Parades
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40. 宗教的な行進
Religious processions
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41. 巡礼
Pilgrimages
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42. 車列行進
Motorcades
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死者への栄誉
Honoring the dead
43. 政治的な服喪
Political mourning
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44. 擬似的な葬式
Mock funerals
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45. 示威的な葬式
Demonstrative funerals
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46. 埋葬場所へのお参り
Homage at burial places
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パブリックな集会
public assemblies
47. 抗議ないしは支持の集会
Assemblies of protest or support
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48. 抗議のミーティング
Protest meetings
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49. 偽装した抗議ミーティング
Camouflaged meetings of protest
訳註:本来の抗議的な目的とはことなる非政治的な目的を掲げて集会を行うこと。比較的穏健な独裁体制や、君主政治のもとで行われる手段。仮の目的はスポーツ、芸術などなど。link
50. 講義の延長セッション(ティーチ・イン)
Teach-ins
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撤退と放棄
Withdrawal and renunciation
51. たち去る
walk-outs
52. 沈黙
Silence
53. 名誉を放棄する
Renouncing honors
54. 背を向ける
Turning one’s back
社会的非協力の手段
The methods of social noncooperation
人物の放逐
ostracism of persons
55. 社会的なボイコット
Social boycott
56. 選択的で社会的なボイコット
Selective social boycott
57. セックスのボイコット
Lysistratic nonaction
訳注:直訳は「リシストラータ的な活動拒否」。アテネの詩人アリスとファネスの書いた喜劇「リシストラータ(女の平和)」のストーリーに基づく。この戦法は例えばコロンビアのバルバコアスで道路建設拒否のために使われた
58. 破門
Excommunication
訳註:字義どおり、宗教的な指導のもとで特定の個人やグループを破門すること。「宗教的な禁止」と並んで中世のヨーロッパでは政治的な理由で頻繁に使用された。
59. 宗教的な禁止
Interdict
訳註:特定の個人ないしはグループに対して宗教的な集まりや行事に参加することを一時的に禁止すること。理由は教義などに基づく、とするが、政治的な理由であることも可能である。中東における紛争でよく見られる、「宗教指導者がどちらにつくか」といった状況は、その政治的決定力を背景にしたものであることはいうまでもない。
社会的なイベント、習慣や制度への非協力
noncooperation with social events, customs, and institutions
60. 社会的ないしはスポーツ活動の一時停止
Suspension of social and sports activities
61. 社交のボイコット
Boycott of social affairs
62. 学生のストライキ
Student strike
63. 社会への不服従
Social disobedience
64. 社会制度からの撤退
Withdrawal from social institutions
社会システムからの撤退
Withdrawal from the social system
65. 家に閉じこもる
Stay-at-home
66. 完全に個人的な非協力
Total personal noncooperation
67. 逃散
Flight of workers
訳注:”逃散”は日本史のタームかもしれないが、要は職場から逃亡すること。
68. 保護区
Sanctuary
69. 集団的な失踪
Collective disappearance
70. 抗議としての移民(ヒジュラ)
Protest emigration (hijrat)
訳注:ヒジュラはアラビア語。ある人間関係をたち切り、新たな人間関係を構築する。
経済的な非協力の手段 (1) 経済的なボイコット
The methods of economic noncooperation: (1) economic boycotts
消費者によるアクション
Action by consumers
71. 消費者ボイコット
Consumers’ boycott
72. ボイコットした商品の非消費
Nonconsumption of boycotted goods
73. 緊縮家計作戦
Policy of austerity
74. 借りることをやめる
Rent withholding
75. 借りることを拒否する
Refusal to rent
76. 全国消費者ボイコット
National consumers’ boycott
77. 国際的な消費者ボイコット行動
International consumers’ boycott
労働者と生産者によるアクション
Action by workers and producers
78. 労働者のボイコット
Workmen’s boycott
79. 生産者のボイコット行動
Producers’ boycott
仲介業者によるアクション
action by middlemen
80. 卸・小売業者のボイコット
Suppliers’ and handlers’ boycott
所有者と経営者によるアクション
Action by owners and management
81. 小売業者のボイコット
Traders’ boycott
訳注:小売業者が、どの卸売業者や製造業者から仕入れるかを選択するボイコット。原文ではトレーダー・ボイコット。「トレーダー」の日本語における意味は通常株などの金融商品を扱う人間をさす一方、英語のtraderには、小売だけでなく通貨の両替、金融商品の販売も含まれるのだが、シャープは小売業、としている。
82. 貸したり売ることを拒否する
Refusal to let or sell property
83. ロックアウト
Lockout
訳註:雇用者が被雇用者を職場から締め出すこと。
84. Refusal of industrial assistance
産業による支援を拒否する
85. 商人「ゼネスト」行動
Merchants’ “general strike”
訳注:商人は資本家であって労働者ではないので、歴史上そのストライキはゼネストとは呼ばれない。
財を所持する人によるアクション
Action by holders of financial resources
86. 銀行預金の払い戻し
Withdrawal of bank deposits
87. 料金、会費や査定額の支払い拒否
Refusal to pay fees, dues, and assessments
88. 負債や利息支払いの拒否
Refusal to pay debts or interest
89. 資金や信託の解除
Severance of funds and credit
90. 収益の拒否
Revenue refusal
91. 政府が発行する貨幣の拒絶
Refusal of a government’s money
政府によるアクション
Action by governments
92. 国内経済封鎖
Domestic embargo
93. 小売業者をブラックリストに入れる
Blacklisting of traders
94. 輸出業者の経済封鎖
International sellers’ embargo
95. 輸入業者の経済封鎖
International buyers’ embargo
96. 国際貿易の経済封鎖
International trade embargo
経済的非協力の手段(2)ストライキ
The methods of economic noncooperation: (2) the strike
象徴的ストライキ
Symbolic strikes
97. 抗議ストライキ
Protest strike
訳注:労働者の経済的、政治的あるいはその他の事項に関する意見を表明するために、あらかじめ宣言した期間、就業を停止する(例えば分単位から週単位まで)。問題にしている事項に関する声明は出すが、要求はしない。「デモストライキ」とも呼ばれる。抗議ストライキの目的は、ある事柄に関して労働者が深刻に捉えていることを主張するためであり、必要であればより強力な手段に訴える力があることを示すためである。あるいは、労働者の想像力を喚起し、その特定の事柄に関するストライキの立案を促すためである。
98. 簡易的な立ち去り(雷スト)
Quickie walkout (lightning strike)
訳注:抗議ストライキのうち、短く数時間程度を越えない、あるいは工場の中で数人のみが行うストライキ。英国では雷ストライキとも呼ばれる。山猫ストライキはこの形式を取ることが多い。
農業ストライキ
Agricultural strikes
99. 農民のストライキ
Peasant strike
100. 農場労働者のストライキ
Farm workers’ strike
特定グループによるストライキ
Strikes by special groups
101. 賦役の拒否
Refusal of impressed labor
訳註:政府や個人への肉体労働の提供が要件となるような義務(道路工事など)にたいする集団による表立った拒否。労働条件の改善というよりも、そうした義務をなくすために行われるストライキ。
Open noncompliance by a population group to a levy requiring it to supply certain physical labor (as for road construction) to other persons or governmental bodies.
This method of strike has usually been aimed at the abolition of such levies, rather than simple improvement of working conditions during the period of service.
102. 受刑者のストライキ
Prisoners’ strike
訳注:受刑者のストライキは待遇改善運動として頻繁に発生するが、より広い社会運動と接続した受刑者によるストライキも知られている。例えば米国における受刑者による初の大規模なストライキとしてしられる1970年のフォルサム刑務所のストライキは人種差別撤廃運動との深い関連がある。以下の文献に詳しい。
『アメリカ合衆国の監獄における受刑者運動の展開 – 1970年代カリフォルニア州フォルサム刑務所の「人種主義」撤廃運動 – 』 高 廣 凡 子 人間社会学研究集録2(2007), 27-55
103. 職人ストライキ
Craft strike
訳注:大工や手工業者などによるストライキ。
104. 専門家ストライキ
Professional strike
訳注:弁護士たちによるストライキなど。
通常の産業ストライキ
ordinary industrial strikes
105. 会社ストライキ
Establishment strike
訳註:単一の経営下にある複数の工場や部署がその業務内容や立地場所の違いにかかわらず一緒にストをすること。
106. 産業ストライキ
Industrial strike
訳註:ある産業分野のすべての労働を停止するストライキ。例えば、鉱山、通信システム、運送、印刷、ないしは鉄鋼、といったそれぞれの分野における全面的なストライキである。
107. 同情ストライキ
Sympathetic strike
訳註:ある労働者の集団が、その集団自身のメリットとは関係なく他の労働者集団に同情して行うスト。単一の雇用者に対する同情ストであれば、それは雇用者に対して直接圧力をかけるためである。もしことなる雇用者であるならば、自身の雇用者、一般の人々、政権などに対して問題になっている雇用者に譲歩を迫るように促すことを目的とする。
部分的なストライキ
Restricted strikes
108. 一部スト
Detailed Strike
訳註:ストライキはある産業の中の多数の工場がかかわることになるが、これがある程度組織化され、時間的に交代にストライキを行うこと。争議が長引くにつれ、ストに入る人員の割合を調整することができる。組合は問題になっている部署における争議に集中することができること、ストとは関係ない部署では仕事を続行したり、辞職することで失業手当をもらうことができる。このため、組合にとっては全組員の経済的な負担の責任を追うことにならず、楽である。
109. バンパーストライキ
Bumper strike
訳注:同じ業種の複数の企業の労働者たちが、企業ごとに順番にストライキを行うこと。業務上競争関係にあるため、企業の競争力が一時的に低下することになる。交渉によってはより広汎なストライキに発展させる。
110. 減速ストライキ
Slowdown strike
訳註:仕事の進行速度を意識的に低下させることで工場や企業の収益を悪化させて経営者に圧力をかけること。始業や終業、給料を得るといった点は変えない。政府の人員がこれを行うと、政権の力を弱めることが可能である。
111. 優等生ストライキ
Working-to-rule strike
訳註:労働者は職につたまま仕事をするが、あらゆる規則、制限、法律、契約、安全規則、予定、時間割などに厳密に従う。このことで仕事全体の効率はおおいに低下する。
112. 仮病(シック・イン)
Reporting “sick” (sick-in)
訳註:労働者たちが「病気である」として職場に赴かないことで、雇用者に圧力を加えること。減速ストや完全なストと同程度の影響を及ぼすことが可能である。契約ないしは法的にストライキが制限されている条件下で有効な手段である。
113. 辞任によるストライキ
Strike by resignation
訳註:争議にかかわるある程度の数の労働者が一斉に辞表を提出すること。辞任は同時であったり、段階的であったりする。結果として、その職場の業務が遅滞することが見込まれる。契約ないしは法的にストライキが制限されている条件下で行われる。
114. 限定ストライキ
Limited strike
訳註:労働者は通常どうり仕事をするが、それが仕事かどうか曖昧な部分に関しては一切仕事をしない、というストライキ。たとえば残業を拒否する、余計な業務を拒否する、などである。ナチ占領下のデンマークでは「早退スト」と呼ばれた。
115. 選択ストライキ
Selective strike
訳註:業務の一部のみに関してストライキをする。たとえば、否定的な政権に対する輸出のみをストライキする、といった例が挙げられる。この否認は、労働条件などに対するものではなく、仕事の目的そのものに対する否認である。したがって、このストはある特定の業務がなされることを防ぐためのストであり、又、雇用者がその業務を止めることを促すストである。
マルチ産業ストライキ
Multi-industry strikes
116. 一般化したストライキ
Generalized strike
訳注:ゼネストの全段階であり、部分的なストライキが広汎になった状態。
117. ゼネラル・ストライキ
General strike
訳注:労働者による職種を問わない全国レベルのストライキ。ゼネスト。
ストライキと経済封鎖の連携
Combinations of strikes and economic closures
118. 一斉休業(ハラタール)
Hartal
訳註:ある地域の労働者、店舗、オフィスが一斉に休業をする。経済的なインパクトよりも、象徴的な行動としての意味が強い。休業は通常24時間であり、48時間に延長されることもある。ガンディーが頻用した非暴力的な戦術。
119. 経済停止
Economic shutdown
政治的非協力の手段
The methods of political noncooperation
権威の排除
Rejection of authority
120. 権威に対する忠実さ・恭順を一時的に控えたり、やめたりする
Withholding or withdrawal of allegiance
121. 公的サービスを拒否する
Refusal of public support
122. 文章や演説によって抵抗を訴える
Literature and speeches advocating resistance
政府に対する市民的非協力
Citizens’ noncooperation with government
123.立法府をボイコットする
Boycott of legislative bodies
124.選挙をボイコットする
Boycott of elections
125.政府の雇用や役職をボイコットする
Boycott of government employment and positions
市民にとっての服従のオルタナティブ
Citizens’ alternatives to obedience
126. 政府の省庁、機関などをボイコットする
Boycott of government departments, agencies and other bodies
127. 政府の教育機関から身を引く
Withdrawal from government educational institutions
128. 政府が支援している機構をボイコットする
Boycott of government-supported organizations
129. 警察などへの協力を拒否する
Refusal of assistance to enforcement agents
130. 表示や標識の取り外し
Removal of own signs and placemarks
家の住所表示、通りの名前の標識、場所を示す看板、道路標識、駅の標識、高速道路の方向・距離表示などを外したり取り替えたりすること。これは抵抗に関わる人々を逮捕しようとしたり、集会に介入しようとする当局を困らせたりする目的で行われる。
131. 選任された官庁職員・公務員の認可を拒否する
Refusal to accept appointed officials
132. 既存の機関の解消を拒否する
Refusal to dissolve existing institutions
133. いやいやながら、あるいはのろのろした受け入れ
Reluctant and slow compliance
134. 直接の指導がないかぎり、服従しない
Nonobedience in absence of direct supervision
135. 庶民的非服従
Popular nonobedience
訳註:法律や規律を知らぬが如く無視して行動する。市民的不服従(141)に対してより日常的な場面で行われる行動であり、検挙の対象となる可能性は低い。
136. フェイント不服従
Disguised disobedience
訳註:道路・地面・床などに一時的ないしは長時間座ること。たとえばデモや行進の解散命令を拒否するために座ることもあれば、なんらかの法律に違反して座るといったことである。象徴的抵抗の代表である。より介入的な意図になるのは、交通や戦車、職場の活動を妨害するために座ることである。極端な状況では犠牲者となってしまうこともある。
139. 徴兵や強制退去への非協力
Noncooperation with conscription and deportation
訳註:徴兵への登録を拒否したり、強制労働、政治的な粛清、兵員輸送、虐殺に関与する移送に協力しないこと。
140. 隠れる、逃げる、または偽名
Hiding, escape and false identities
141. 「違法な」法律に対する市民的な不服従
Civil disobedience of “illegitimate” laws
政府職員によるアクション
Action by government personnel
142. 政府による援助支援に対する選択的な拒否
Selective refusal of assistance by government aides
143.命令・情報系統をブロックする
Blocking of lines of command and information
144.遅滞と妨害
Stalling and obstruction
145.一般事務に協力しない
General administrative noncooperation
146.裁判に協力しない
Judicial noncooperation
147.警察などによる意図的な非効率化と選択的非協力
Deliberate inefficiency and selective noncooperation by enforcement agents
148.任務遂行拒否
Mutiny
訳註:警察あるいは軍隊の構成員が、指令に従わないこと。この非協力は、特に非暴力の運動を行う市民を逮捕したり射撃することを命ぜられたときに起きる。これに引き続き、任務の遂行を拒否した軍人や警察が政府に対して攻撃を始めることがあるが、非暴力運動においてこれは望ましい事態ではない。警察官や軍人が任務の遂行を拒否することにおいてすでに多大な心理的影響力を発揮している点に注意すべきである。
政府(一国)のアクション
Domestic governmental action
149. 準法的回避と遅延
Quasi-legal evasions and delays
訳註:地方自治体などが中央政府に対して行う。中央からの指令に対して口頭では遂行を約束するが、できるだけその実行を遅らせること。遅らせる理由として、その実行には他の法律を立法する必要があるまど、さまざまな理由をつけることが可能である。
150. 政府の構成単位による非協力
Noncooperation by constituent governmental units
訳註:地方自治体などが中央政府に対する協力を拒否することがこれにあたる。中央政府が外国の傀儡政権である場合や、クーデター政権に対抗する際に見られる非暴力的な非協力である。
国際的な政府のアクション
International governmental action
151. 外交などの代表を変更する
Changes in diplomatic and other representation
152. 外交行事を遅らせたりキャンセルする
Delay and cancellation of diplomatic events
153. 外交的な承認を控える
Withholding of diplomatic recognition
154. 外交関係を断つ
Severance of diplomatic relations
155. 国際機構から脱退する
Withdrawal from international organizations
156. 国際機関のメンバーシップを拒否する
Refusal of membership in international bodies
157. 国際機関から除名する
Expulsion from international organizations
非暴力介入の手段
The methods of nonviolent intervention
心理的な介入
Psychological intervention
158. 身を挺する
Self-exposure to the elements
訳注:”elements 要素”という目的語が抽象的なのでなかなかわかりにくかったのだが、次のようなビルマでの例がシャープの文献ではないが紹介されているので「身を挺する」とした。類似の例としては天安門事件で進行する戦車を抑えた一人の若い男の行動だろう。
Self-exposure to the Elements/Interjection
The willingness to undergo suffering in order to change the heart of the adversary is an action that clearly reflects Gandhian methodology. Although this willingness has been demonstrated in various forms of actions, it is often not understood that success in this type of action requires a pre-existing relationship between the actor and the opponent. For example, fasting undertaken by unknown individuals in front of an embassy is unlikely to have a transformative effect on the embassy, as there is usually no pre-existing relationship between the activists and the ambassador. However, while this type of action might not have an effect on the ambassador, it may powerfully affect observers more than the intended target. The willingness to undergo or expose oneself to some form of suffering to change another’s behavior can be extremely powerful when it involves equals. During the demonstrations in Rangoon in August of 1988, after several days during which military action was taken against unarmed civilians, such an action was undertaken by a young courageous individual. While the crowd of protesters was facing the soldiers, their guns at their ready, a 14-year old boy strode towards the soldiers holding an unusually large peacock flag. As he stepped up to one of the soldiers, he unbuttoned his shirt and bared his chest to the challenge of the bullets. The boy and one of the aiming soldiers faced each other for a moment and then the soldier lowered his gun. The boy waited motionless for another minute and when nothing happened, the crowd surged forward cheering and waving banners and demonstrations continued for days. In this case, the action was successful as it involved equals. The boy and the soldier were young people face to face caught up in a struggle of consciousness.
Speaking truth to power – the methods of nonvioloent struggle in Burma (2005)
159. 断食
The fast
(a) 倫理的な圧力としての断食
Fast of moral pressure
(b) ハンガーストライキ
Hunger strike
(c) 非暴力不服従の断食
Satyagrahic fast
訳注:ガンジーの断食は彼が南アフリカの汽車で差別的な扱いを受けたのちに直感した非暴力不服従、すなわちサティヤーグラハ(真理(サティヤ)の把捉(アーグラハ))の実践に基づく抗議活動である。
160. 逆提訴
Reverse trial
訳注:原告と被告の立場を逆転し、被告が原告となり、原告を訴えること。
161. 非暴力ハラスメント
Nonviolent harassment
訳注:つきまとい、愚弄、ポスターなどを用いる。
物理的な介入
Physical intervention
162. 座り込み
Sit-in
訳註:抗議対象となる機関や施設において、座り込むことでその活動を妨害すること。
163. 立ち尽くし
Stand-in
訳註:ただ立ちつづけて抗議の表明とする。例えば物を売ってくれない店の前で、立ち続けることもこれに相当する。この考え方を敷衍するといずこかに入場するために長い行列で待ち続けるのも、この「抗議」の一種であると考えることができる。
164. ライド・イン
Ride-in
訳注:公民権運動におけるフリーダムライド(1961)が一例。人種差別に反対する意図で、バスの中の白人専用席に黒人が座り続ける、あるいはその逆を行った。フリーダムランドに関する詳しい記録などはこちら。
165. ウェイド・イン
Wade-in
訳注:入場が限定されたプール・海水浴場などに無許可で入り込んで泳ぐこと。人種差別反対運動の一貫としてで行われた戦術。
166. ミル・イン
Mill-in
訳注:抗議の対象を象徴する場所などを大勢でぐるぐると歩きまわる行為。就業を妨害するという目的は含まない。
167. プレイ・イン
Pray-in
訳注:入場を拒否された教会などに侵入して祈りを行う。人種差別闘争の一環として用いられた手段。
168. 非暴力的な襲撃
Nonviolent raids
169. 非暴力的な空襲
Nonviolent air raids
170. 非暴力的な侵略
Nonviolent invasion
171. 非暴力的な介入(声を上げる)
Nonviolent interjection
172. 非暴力的な妨害
Nonviolent obstruction
173. 非暴力的な占拠
Nonviolent occupation
社会的な介入
Social intervention
174. 新たな社会行動パターンを確立する
Establishing new social patterns
175. 機関に過大な仕事を要求
Overloading of facilities
訳註:会社や公的団体などに負荷の大きなサービスを要求すること。その機関の業務の遅滞ないし麻痺させる。客や機関の構成員によって開始することができ、政治的な要求、給料の増大、サービスの向上などの目的を達成させるために行う。医学生インターンによるこの種の運動においては、過大な患者を受け入れることによって業務を混乱させ、自身の立場の向上を計った例がしられ、これは特に”heal-in”と呼ばれる。
176. 意識的遅滞
Stall-in
訳註:法務に関連するビジネスにおいて、客ないしはクライアントが意識的に業務の進行を遅らせること。たとえば銀行に関連して支払いなどを遅らせるなど。
177. スピーク・イン
Speak-in
訳註:会議、宗教的な集まりなどの集会において、活動家が彼らの見解を述べることで会議を中断させる。述べる内容は集まりの趣旨と関係があってもなくてもよい。非暴力介入であるが、心理的あるいは物理的な面も含まれることがある。
178. ゲリラ演劇
Guerrilla theater
179. 代替的な社会機関
Alternative social institutions
180. 代替的なコミュニケーション・システム
Alternative communication system
経済的な介入
Economic intervention
181. 逆方向ストライキ
Reverse strike
「逆方向のストライキ」はシチリアのガンディとも呼ばれるダニロ・ドルチが、貧困にあえいでいたパルティンコの市民を助ける際に用いた用語。市民のコミュニティには道路がどうしても必要だったが政府はその政府による建設や市民たちが自分で建設する許可を出すことを拒否した。市民たちは結集して道路を作った。この意味で逆方向ストライキは同時に建設的でありかつ抵抗運動的である。
The term ‘strike in reverse’ was used by Danilo Dolci, sometimes called ‘the Sicilian Gandhi,’ to describe an action where the citizens of Partinico, whom he had come to help with their desperate poverty, mustered out and built a badly needed road to their community when the government had refused to do so or to issue them permission to do it themselves. In this sense a reverse strike is both constructive and resistant at the same time.
link
182. 座り込みストライキ
Stay-in strike
和解が成立するまで職場を去ることを拒否する。
ニュージーランド、1937年の例:link
2010年には中国広東省仏山にあるホンダ関連の部品工場〔アツミテック〕で50名を超す労働者が座り込みスト。代わりに雇われた労働者による生産を阻止。link
183. 非暴力的な土地の占拠
Nonviolent land seizure
184. 封鎖への反抗
Defiance of blockades
訳註:国家間戦争などにおいて、占領下にある地域の住民への食料や生活必需品の援助物資輸送を、海軍などが封鎖していることに対して非暴力的な介入を行う。戦争当時国家の第三国によって行われることがおおい。昨今目にする例では、ガザに対する援助物資輸送を妨害するイスラエル軍に対して、援助物資を積載した輸送船に有名人が乗り込む、などがその例となる。
185. 政治的動機による偽造
Politically motivated counterfeiting
訳註:特定の集団や国家が、対抗している国における通貨や経済的に重要である書類を偽造、配布し、その国の経済を混乱させたり通貨に対する信用を低下させること。
186. 妨害購入
Preclusive purchasing
世界市場において、必需品を買い占め、対抗する集団の手にわたらないようにする。
187. 財産の差し押さえ
Seizure of assets
訳註:最近の事例では、「中東の春」において独裁者たちのスイス銀行口座が凍結されるか否か、ということがニュースになった。
188. ダンピング
Dumping
訳注:日本語では不当廉売と訳されるが、非暴力運動においては効果的な戦術となる。
189. 選択的な後援
Selective patronage
190. 代替的な市場
Alternative markets
191. 代替的な輸送システム
Alternative transportation systems
192. 代替的な経済機関
Alternative economic institutions
政治的な介入
Political intervention
193. 行政システムを仕事で溢れさせる(オーバーロード)
Overloading of administrative systems
link
194. 秘密警察・覆面調査員の素性を暴露する
Disclosing identities of secret agents
link
195. 投獄を希望する
Seeking imprisonment
link
196. 「中立な」法律への市民的不服従
Civil disobedience of “neutral” laws
link
197. 協力せずにはたらき続ける
Work-on without collaboration
訳注:支援が必要な人を助けない、必要以上に働かない、同僚が頼んだ仕事を都合よく「忘れる」、自分が個人的に得ることと、自分の目標だけに集中する。link
198. 二重の統治権と並行政府
Dual sovereignty and parallel government
link
⇒https://kmiura.hatenablog.com/entry/2012/04/15/123204
ジーン・シャープ 「198の非暴力的方法」 FDTD Appendix one
⇒https://ericweblog.exblog.jp/15975431/
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ショックドクトリン戦略
「今まで世界中で起きてきた、ショッキングな人権侵害事件の数々は、民主主義など存在しない非常な毒性政権下で起きるものだと思われていた。けれど、ハリケーン・カトリーナやイラク戦争、イギリスや南米、アフリカ、ロシアなどで過去数十年間に起きた事例を並べてみると、ある共通のパターンが存在するのではないか。
(ミルトン・)フリードマンの最も有名な論文(「資本主義と自由」)の中いはこう書かれています。
現実に、あるいはそう受けとめられた危機のみが、真の変革をもたらす。危機が発生したときに取られる政策は、手近にどんなアイディアがあるかによって決まる、われわれの基本的な役割はここにある。すなわち現存の政策に代わる政策を提案して、政治的に不可能だったことが政治的に不可欠になるまで、それを維持し、生かしておくことである。(序章)」
「危機に便乗して過激な新自由主義を強引にねじ込むこの戦略を、クラインは「ショック・ドクトリン」と名づけます。そしてそこから過去に遡り、フリードマンとその一派がこの手法を使って、いかに世界の多くの場所で、国家や国民の資産を略奪してきたか、事実を丹念に拾い上げながら、語られなかった〝もう一つの歴史〟を明るみに出したのでした。
ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』
⇒https://note.com/novalisnova/n/n828ef4f56112
「ハリケーンはニューオーリンズのほとんどの学校、そして通学児童の家々を破壊し、今や児童生徒たちも各地へと散り散りになってしまった。まさに悲劇と言うしかない。だが、これは教育システムを抜本的に改良する絶好の機会でもある」
(ミルトン・フリードマンの論説。※義務教育の学校運営に市場原理を持ち込み、私立校にも公的補助金を支給する事で教育の競争を図る。子どものいる家庭は政府発行のバウチャー(利用券)が配られ、保護者は子どもを通わせる学校を選べると言うもの。この教育の民間移行=教育バウチャー制度は、災害から1年7ヶ月後にはほぼ完了し、公立校は123から4校へ激減。チャーター・スクールは7から31校へと増えた。また、教職員組合の契約は破棄され、4700人の組合員教師は全員が解雇されることになった。)
「ルイジアナ州の教育改革者が長年やろうとしてできなかったことを(中略)ハリケーン・カトリーナは1日で成し遂げた」(フリードマン経済学を信奉するシンクタンクの報告)
事例編:ショック・ドクトリン―惨事便乗型資本主義の正体を暴く
⇒https://note.com/yuki0mori/n/n9e851255eb60
気候変動の影響をショックドクトリン戦略として利用する。
⇒https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/climate_change_un/climate_change_effects/
地球がヤバいってのに
武器だ、防衛だってやってる世界中の金と時間を
地球をなんとかするほうに回しやがれ
クソッタレ❗プロジェクト。
地球がヤバいってのに
武器だ、防衛だってやってる場合か
生活のあれこれ対策したって
地球が暴れたらみんな吹っ飛んじゃうぜ
バカッタレ❗
武器で戦ってきた歴史を終わらせて
非暴力抵抗を世界共通の戦術にするプロジェクト。
武器で戦ってきた歴史を終わらせて
非暴力抵抗を世界共通の戦術にしといて
武器だ、防衛だってやってる世界中の金と時間を
地球をなんとかするほうに回しやがれ
バカッタレ❗プロジェクト。
地球が危機なんだ
人類が一致団結して 全力で
地球の危機に向き合わなきゃダメじゃないか
人間にゃ生きていけない
虫の惑星になっちまうぞ
コンチクショウ❗
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「偶発的な核使用」。これは「核抑止」では防げない。
「偶発的な核使用」。これはどういうことでしょうか。
グラフで分かりますようにケースの半分ぐらいが実は計画的ではなく、偶発的。
意図せざる結果で核兵器を使ってしまうケース。これが驚くべきことですよね。
具体的に言いますと、例えばロシアは核兵器システムの中にAIを最近使い始めているということですが、これが誤作動を起こしてしまうとかですね。
相手の意図が分からないうちに追い込まれて核兵器を使ってしまうとか、
あるいは事故とか、
そういうふうな偶発的な核使用のリスクが半分ぐらいあるということが、まず第一に驚くべきことと分かりました。
「核抑止」があるからこそ核兵器の存在する世界で核兵器が使われずに済んでいるんです。
つまり、「核抑止」は核兵器を使わせないためのもの。
ただし、これは合理的な世界の話で、今のシミュレーションにもありましたが、
いちばん恐ろしいのは「偶発的な核使用」。これは「核抑止」では防げない。
つまり、非合理的な判断によって核兵器が使われる、
もしくは偶発的な事故、ヒューマンエラー、誤作動で使われる、
これがいちばん恐ろしいことです。だから核兵器はなくさなければいけない。
シミュレーションで核兵器の甚大な被害、恐ろしさというのがはっきり分かったわけですが、
それが分かったことによって核廃絶が実現するわけではないんです。
というのは、まさにそういう恐ろしい兵器だからこそ、
のどから手が出るほど欲しいと考える人々、もしくは国があるからなんですね。
だから私たちが核廃絶を実現したいと思ったら、
まさにこういった人たち、国々にどういうふうに対処していくか、
これを考えなくてはいけないと思います。
⇒https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4812/
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